医院名:渋谷からだと心のクリニック 内科・内視鏡内科・婦人科・心療内科・精神科 
東京都渋谷区渋谷2-10-13 東京建物青山通りビル5階

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)

大腸カメラ検査が不安な方へ

大腸カメラに対する不安なお気持ちはどなたでもあります。

私自身も始めて検査をする前に不安はありました。しかし実際に検査を受けてみると、鎮静剤を使用して行う検査は寝ている状態での検査となるため、「あっという間に終わっていた」という感覚でした。そして検査を受けて結果を確認できた安心感がありました。

サルプレップ

下剤も従来の「たくさん飲む」というイメージから一掃し、当院で取り扱う下剤はサルプレップという480mlの腸管洗浄薬1本を基本としております。

検査前は必ず事前診察で直接医師とお話ができますので、ご不安な点はぜひご相談ください。

大腸カメラは大腸癌やポリープ切除を行うためのもの、という印象があるかと思います。
もちろん、大腸カメラによってポリープや大腸癌の早期発見、治療へつながることは事実です。そのイメージから、大腸カメラはご高齢になってから受けるもの、というイメージになってはいませんでしょうか。

大腸カメラは年齢問わず、お腹の症状があれば受けてよい検査であり、実際にはずっと悩んでいた便通の問題が、大腸カメラを行うことで過敏性腸症候群の診断となり、治療に進むことがあったり、過敏性腸症候群だと思って症状に慣れていた方の中には、大腸カメラを行うことで実は、炎症性腸疾患であった、といった症例は特に若い方に多い傾向にあります。
検査を行うかどうか?のご相談も含め、お腹の悩みがある方はぜひご相談ください。
どんな検査がどのタイミングで必要なのか?ご一緒に考えていきましょう。

大腸カメラ検査とは

大腸カメラ(大腸内視鏡検査)は、直径約1センチほどの細いスコープを肛門から挿入し、大腸全体の粘膜を直接観察する検査です。肉眼では確認できないポリープや早期がん、炎症の有無などを詳しく確認できます。

当院ではフジフイルム社製の最新内視鏡システム「6000システム」を導入しています。従来よりも明るく高精細な画像で、5ミリ以下の小さなポリープや微かな色の変化まで正確に捉えることができます。

検査は日帰りで行え、鎮静剤を使用することで眠っている間に終わることも可能です。安全で精密、かつ負担の少ない検査を提供しています。

大腸カメラ検査を受ける重要性

大腸がんは日本で発症率・死亡率ともに上位を占める疾患ですが、早期発見・早期治療により高い確率で完治が期待できます。
大腸がんの多くは「大腸ポリープ」から発生するといわれています。ポリープの段階で切除しておくことで、将来的な大腸がんの発症を未然に防ぐことができます。
特に以下のような方は定期的な検査をおすすめします。

  • 40歳以上の方
  • ご家族に大腸がん経験者がいる方
  • 便潜血検査で陽性だった方
  • 便秘や下痢を繰り返す方

また、20-30歳代の若い方でも、以前から緊張する場面で下痢をする定期的に便秘を起こす症状があり、「過敏性腸症候群」と思われている方にも大腸内視鏡検査をお勧めします。
「炎症性腸疾患」といって若い方に発症することのある自己免疫のお病気も下痢や血便を起こすことがあります。
検査を後回しにせず、早めの受診が健康維持につながります。

このような症状はありませんか?

  • 便に血が混じる、または黒っぽい便が出る
  • 便秘と下痢を繰り返す
  • お腹の張りや痛み、ガスが多い
  • 急に体重が減った
  • 検診で便潜血陽性を指摘された

これらの症状は大腸の炎症やポリープ、早期がんのサインである可能性があります。症状が軽いからと放置せず、また下血を痔からの出血だと思い込まずに、一度大腸カメラ検査を受けることで早期の治療介入や安心につながります。

当院の特徴

経験豊富な医師による大腸カメラ検査

当院では、日本消化器内視鏡学会認定 消化器内視鏡専門医であり、炎症性腸疾患専門医である医師が検査を行っています。豊富な経験を基に、腸の形状や患者さんの体調、体格に合わせた丁寧な挿入技術を実施致します。安心かつ安全に検査を行います。

鎮静剤を使用した苦痛の少ない検査

「痛い」「怖い」という不安を軽減するため、鎮静剤を使って眠っているようなリラックス状態で検査を受けていただけますので、初めての方でも安心です。検査後はリカバリールームでお休みいただけます。

女性医師による大腸カメラ検査

当院では女性医師が大腸カメラ検査を行っております。「男性医師には抵抗がある」「女性同士の方が安心できる」という方も、気兼ねなくご相談ください。

最新鋭の内視鏡システムの導入

当院のフジフイルム社製の6000システムは、ハイビジョン画質と画像強調機能(BLI/LCI)により微細な血管や粘膜の色調差を鮮明に描出し、炎症の診断や早期がんに特徴的な微小な病変の観察のサポートが可能です。

検査中に大腸ポリープ切除が可能

検査中に見つかったポリープはその場で切除が可能です。別日に再検査を行う必要がなく、日帰りで治療まで完結できます。

当院で行うポリープ切除は高周波電等の熱を加えずに切除する「コールドスネアポリペクトミー」という方法です。熱を加えないため組織の損傷が少なく、切除後の出血が少ないことが特徴です。基本的にポリープ切除の対象となるものは、大きさ10mm未満の小さな腫瘍性ポリープです。10mm以上のポリープや、10mm未満であっても、形態・性質・部位等で、悪性の可能性や、切除後の遺残や出血などの危険性が高まる恐れがあるポリープは、コールドポリペクトミーの適応にならないものもあります。

軸保持短縮法

スコープを腸に沿って挿入する「軸保持短縮法」を用い、無理なく腸の形に合わせて進めていきます。従来法に比べて痛みや不快感が少なく、空気の張りを抑えながらスムーズに挿入できます。

炭酸ガスで検査後の不快感を解消

送気には空気ではなく、吸収の早い炭酸ガス(CO₂)を使用しています。体内に残りにくく、検査後のお腹の張りや不快感が大幅に軽減され、快適にお帰りいただけます。

ストレッチャーで寝たままリカバリールームへ移動

検査終了後は、ストレッチャーに横たわったままリカバリールームへ移動できます。鎮静剤を使用した後でも立ち上がる必要がなく、安全で安心です。回復スペースでゆっくりお休みいただいた後にご帰宅となります。

胃カメラと大腸カメラを同日検査できる

忙しい方のために、胃カメラと大腸カメラを同日に行うことも可能です。1日で両方の検査が完了し、前処置や通院の負担を軽減できます。仕事や家事で時間が取りにくい方におすすめです。所要時間は、大腸カメラのみですと20分程度、胃カメラ・大腸カメラを同時に行った場合でも30分程度の検査時間となります。(大腸カメラの挿入が難しい方、ポリープ切除を行った場合などは時間が長くなることがあります。)

大腸カメラ検査の流れ

予約

大腸カメラ検査では、前処置薬のお渡しなどがあるため、事前に必ず検査前診察を行っていますので、まずは消化器・胃腸科の初診予約をお願いいたします。24時間WEB予約が手軽ですので是非ご利用ください。

大腸カメラの検査日予約は対面診察で予約をさせていただきます。検査前診察で直接患者さんとお会いして症状を確認し、内服薬なども確認した上で検査日程をご相談し、決定致します。

前日

検査前日は消化の良い食事(おかゆ・豆腐・うどんなど)を摂り、午後9時以降は水分のみとします。アルコールや繊維の多い食事は控えてください。前日の就寝前に、検査当日朝に効果が表れるような下剤の内服をしていただきます。

普段から便秘経口のある方には、予め数日前から下剤の内服を始めさせていただく場合がございます。

当日朝

検査当日は朝食を抜き、医師の指示に従って数時間かけて下剤を服用します。自宅で腸内がきれいになるまで服用を継続します。便が透明な水のようになるまで腸をきれいにします。

来院後

便の状態をお聞きして問題がなければ、検査着に着替えていただきます。

検査

検査直前に点滴を行い、鎮静剤を使用してリラックスした状態にします。検査時間はおおよそ15〜30分です。痛みや不安を感じることはほとんどありません。

検査後

鎮静剤の作用が落ち着くまでリカバリールームでお休みいただきます。その後、結果を医師から説明します。ポリープを切除した場合は食事制限などの注意事項があります。検査日の車や自転車、バイクの運転は出来ませんので、公共交通機関をご利用ください。

また、鎮静剤を使用した場合、検査日は禁酒となります。

ポリープ切除を行った場合、検査日から約1週間は切除後出血の危険を避けるため、安静に過ごしていただくようお伝えしております。

検査費用

1割負担 3割負担
大腸カメラ検査のみ 約2,500円 約7,500円
大腸カメラ+病理組織検査 約3,000~5,000円 約10,000~17,000円
日帰り大腸ポリープ切除 約11,000~13,000円 約32,000~39,000円

当院での大腸内視鏡検査の特徴、流れなどをご説明してまいりました。

最初に申し上げたように、大腸カメラに対する不安は初めて検査を受ける方なら皆さんお持ちであることと思います。ただ、検査をすることで次の治療に進むことができることは確かです。私共はそういった検査に対する不安を軽減し、検査に臨むことで患者さんが次のステップへ進めることを一緒に考えていきたいと思っております。

そして実は、大腸カメラを行うことで内服する腸管洗浄薬、その結果一時的に大腸内は言葉通り「空っぽ」になります。その状態が驚くほど体を軽くし、その後の便通が改善することも期待できます。大腸カメラ終了後はお腹が空きますが、おいしい食べ物を少し我慢し、せっかく空になった大腸に対し、優しいプロバイオティクス、プレバイオティクスを始めてみることもお勧めです。

検査を検討している方、ぜひぜひ一度ご相談にいらしてください。

TEL:03-3400-3637 TEL:03-5464-5515 24時間WEB予約
一番上に戻る