院長紹介
角尾 彰信
単に病気だけを診るのではなく、患者さまの心の状態、置かれている環境、全身的状態を鑑みる「全人的医療」を目指しています。
うつ病やパニック障害、不眠症等の「心療内科」、アトピーや花粉症、気管支喘息等の「アレルギー科」、そして「漢方治療」を3本柱に、それぞれの医療を組み合わせながら、患者さまにとって最も有効性の高い治療を実践しております。一人ひとりのご希望に沿って、保険内外含めた治療法をご提案させていただきます。
副院長紹介
角尾 知砂
消化器病(胃・腸・肝臓・胆のう・すい臓)の基礎と臨床を知る女医として1989年に産婦人科医の父と共に西島クリニックをスタートさせました。
現在の日本の細分化・専門化しすぎた医療システムでは、的確な情報の不足と医師との対話不足の為に、患者さんが複数の科で検査漬け、薬漬けになっています。
西島クリニックでは人間ドック、胃カメラなどの設備を備え、内科、婦人科を二本柱として患者さんの健康をサポートしていきます。
更に2020年には東京オリンピックが開催されることとなり、国際的に渋谷の街も大きく変化することと思われます。
また社会状況も日々変化しており、皆様の会社や個人の生活も大きく変化し病気も多様化してくるものと思われます。
その中で私達は、人間として変わることのない大切な心を失うことなく、街の小さな開業医として患者さんに対応していきたいと思っております。
都心のクリニックの特色を生かして患者さんの訴えをじっくり聞き、その背景にある環境にも目をむけてgeneral physicianとして全人的医療を目指します。
略歴
1975年 | 日本医科大学医学部卒業 同附属病院にて4年間の消化器内科の研修の後、同大大学院にて病理学研究。 |
---|---|
1981年~1985年 | 米国 シカゴ ノースウエスタン大学に留学し、肝臓病理学を修める。 |
1984年 | アルコール肝障害の研究で医学博士となる。 |
1989年 | 婦人科・内科として渋谷で開業。 |
現在刻々と変化する地域の需要に対応すべく”街の小さな女性開業医”として診療に勤しんでいます。
資格・所属学会
- 日本消化器病学会 消化器病専門医
- 日本医師会 認定産業医
- 日本産婦人科学会 会員
- 日本内科学会 認定医
- 日本女性医学学会(旧:日本更年期医学会) 会員
- 日本内視鏡学会 会員
その他 東洋医学研究会・心身症医研究会など積極的に参加するとともに、
日赤医療センター、女子医大成人医学センター、都立広尾病院、JR東京総合病院、厚生中央病院、
癌研有明病院等、多くの都内大学病院と連携し、研修・勉強会にはげんでいます。
田代(旧姓:角尾 ) 知映
「健康」について考えるきっかけはどなたにでもあると思います。
無茶していても乗り越えられた20代を経て、30代40代に入り、健康診断の結果で指摘を受けた方もいれば、ライフステージの変化により自身を見つめなおす方もいらっしゃるでしょう。
私自身、妊娠出産、育児を機に、仕事をしながら母業を乗り越えることは、自分が健康でいることが土台となると実感するきっかけとなりました。
これまでの食生活、趣味嗜好、運動習慣など、少しでも見つめなおすことは、自分を知る良いきっかけとなり、これから先の目標に向け前向きな思考を導いてくれます。
私たちはそんなちょっとしたきっかけを作れるようなクリニックでありたいと考えています。
これまでの経歴をお話ししますと、私は大学病院、地域連携病院の勤務経験の中で、クリニックや診療所で苦渋された消化器腫瘍の患者さん、特に専門性の高い炎症性腸疾患の患者さんのご紹介を受けることが多く、最新の知見も合わせ多くの方々の治療に携わってまいりました。特に社会的に活躍が期待される世代で発症する炎症性腸疾患患者さんの治療は進歩しているものの患者さん数は増えており、仕事やそのキャリアアップ、子育ての最中自分の病気にも向き合わなければならない境遇の患者さん方と、ガイドラインをベースにしながらもそれぞれの治療計画をたて、一緒に取り組んでまいりました。
一方で、クリニックや診療所では、血便や症状もない便潜血陽性の患者さんが、内視鏡検査により、治療可能な消化管癌やごく初期の炎症性腸疾患の診断となり、治療開始してゆく現場にも関わってまいりました。寛解期にある炎症性腸疾患の患者さんこそ、地域のクリニックが抱え、病気だけでないプライベートのサポートも含めた診療が必要なのだと感じております。そして患者さんの入り口となるクリニックの立場として、内視鏡検査の普及は責務と感じております。強く感じるのは、やはり大腸内視鏡検査をもっと普及しなければならないという一方で、検査への不安や羞恥心などから症状を我慢されたり、検査を延期される患者さんがいらっしゃる現状も目のあたりにしています。
私たちは大腸内視検査の敷居をまず下げたいと願っています。
そして患者さんが安心して検査を受けられるよう、工夫をしていきたいと思います。
自分自身が女医であり、母であることで寄り添える診療を心がけておりますが、如何せん子供たちがまだ小さいため、長い時間働けない診療時間についてはご理解賜ればと恐縮ですが考えております。
いろいろなきっかけがあって健康へ目を向けた皆様を、そのまま目線を保ち続けられるような、楽しい工夫を考えていきたいと思います。
どうぞ、そのサポートができますよう。
このクリニックの成長もまだまだこれからです。
一緒に新しいステップを踏み出せることを祈っております。
2025年6月末 田代 知映
炎症性腸疾患の患者さんの治療について
当院では炎症性腸疾患の患者さんの治療を行います。
私は大学病院、地域連携病院の勤務経験の中で、クリニックや診療所で苦渋された消化器腫瘍の患者さん、特に専門性の高い炎症性腸疾患の患者さんのご紹介を受けることが多く、最新の知見も合わせ多くの方々の治療に携わってまいりました。特に社会的に活躍が期待される世代で発症する炎症性腸疾患の治療は進歩しているものの患者さん数は益々増えており、仕事やそのキャリアアップ、子育ての最中自分の病気にも向き合わなければならない境遇の患者さん方と、ガイドラインをベースにしながらもそれぞれの治療計画をたて、一緒に取り組んでまいりました。
一方で、クリニックや診療所では、血便や症状もない便潜血陽性の患者さんが、内視鏡検査により、治療可能な消化管癌やごく初期の炎症性腸疾患の診断となり、治療開始してゆく現場にも関わってまいりました。寛解期にある炎症性腸疾患の患者さんこそ、地域のクリニックが抱え、病気だけでないプライベートのサポートも含めた診療が必要なのだと感じております。無症状でも便潜血陽性のため行った大腸内視鏡検査で初期の潰瘍性大腸炎と診断されるといったケースも多く経験してまいりました。どうぞ悩みは抱えすぎずにまずは大腸内視鏡検査を受けてみることをお勧めします。
炎症性腸疾患の治療は日々進歩の一途を辿っており、選択できる免疫抑制剤も増えてまいりました。保険診療の関係上、クリニックで行える治療に限界があることは残念ではございますが、大学病院で診断治療を開始され、地域病院連携を検討されていらっしゃる患者さんなど、ぜひ一度ご相談にいらしてください。
北里研究所病院 炎症性腸疾患センター長 小林拓先生が教えてくださったお言葉で大好きなメッセージがあります。
「患者さんが病気になる前に用意されていた以上の人生を送れるように。」
仕事、キャリア、子育て、介護などもこなしながらご自身の疾患にも向き合っている患者さん方、どうぞ同じ世代を生きる一人の人間としても皆さんを少しでも応援できる場でありたいと思っております。
2025年6月末 田代 知映
略歴
昭和医科大学医学部卒業 |
昭和医科大学病院 初期研修 |
昭和医科大学病院 消化器内科 入局 |
荏原病院 消化器内科 (学外研修) |
昭和医科大学医学部内科学講座消化器内科学部門 助教 |
かえで内科・消化器内視鏡クリニック 非常勤医師 |
資格・所属学会
- 日本内科学会 認定内科医
- 日本消化器病学会 専門医
- 日本消化器内視鏡学会 専門医
- 日本炎症性腸疾患学会
- 日本大腸肛門学会
医院情報
医院名 | 医療法人社団 健豊会 渋谷からだと心のクリニック 内科・内視鏡内科・婦人科・心療内科・精神科 |
---|---|
住所 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-10-13 東京建物青山通りビル5階 |
電話番号 | 03-3400-3637 内科・消化器内科・内視鏡内科・婦人科(更年期・閉経外来) 03-5464-5515 心療内科・精神科・アレルギー科・漢方内科 |
診療科目 | 内科・消化器内科・内視鏡内科・婦人科(更年期・閉経外来)・心療内科・精神科・アレルギー科・漢方内科 |
院長名 | 角尾彰信 |
設備
- 設備 レントゲン(デジタルにてすぐご覧頂けます)、消化器内視鏡、超音波(エコー) 等
- 循環器 心臓エコー、頸動脈エコー、負荷心電図、24時間心電図、動脈硬化測定器 等
- 婦人科 がん検診、婦人科超音波(子宮・卵巣)乳房超音波、骨量計測 等
- 呼吸器 胸部レントゲン、呼吸機能検査
その他、成人病検診設備一式を備えております。
西島クリニックの歴史
当クリニックの始まりは100年以上前、明治時代にさかのぼります。
当時浄土真宗の僧侶であった私(角尾知砂)の祖父、西嶌覚了(かくりょう)が1899年本願寺より布教のため米国に渡りました。
西欧の宗教が病院や学校を創り医療・教育に貢献しているのを見て、帰国後彼は医学部に学び1910年医師となり早稲田に病院を開院しました。
当時の仏教界には「仏教の慈悲の心をもって病む人々を救う」という流れがあったようですが西洋医学に押され二度大戦を経て、途絶えておりました。
その後、戦後の復興の中、私(角尾知砂)の父、西嶌明が昭和31年(1955年)に現在の渋谷の地に産婦人科「西島医院」を開院。
当時はこの渋谷も”三丁目の夕日”のような街で肉屋・魚屋・八百屋等が軒を連ね、原っぱが多く、地域に住んでいる人々が開業医でお産をし、その家族が来院されるなど地域に密着した医療を行っておりました。
昭和40年の東京オリンピック、高度経済成長により街は様変わり。現在は新たな魅力を生み出し続ける街へと変化しています。
そんな中「西島クリニック」は、私消化器内科医の角尾知砂が米国留学後、昭和64年(1989年)の日本の好景気な時期に婦人科医の父、西嶌明と平成の新装ビルにて開院いたしました。
平成10年には夫である心療内科医の角尾彰信が加わり「つのおクリニック」を開院。そして医療法人社団健豊会として法人化し、つのおクリニックと西島クリニックが共に連携し「心と身体のトータルクリニック」として現在も診療を続けております。
また最近では消化器内科専門医の娘、田代知映が加わり、令和のホリスティックメディスン(全人医療)の街の開業医として更に新しいスタートをきりました。
ヒカリエができ、大手のIT企業が参入し、渋谷の街が目まぐるしく変貌をとげている中、最新の設備をそなえながら今も昔も変わらぬ「人の心と身体を診る」という、明治の祖父の大和魂を忘れずに、今後も街の開業医として努力してまいります。
診療時間
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00-13:00 | ● | ● | ● | ― | ● | ― | ― |
15:00-18:00 | ● | ● | ● | ― | ● | ― | ― |
※検査をされる方を優先でお呼びする場合がありますのでご了承ください。
※最終受付は午前・午後共に診療時間の30分前までになります。
※健診・人間ドックは予約制です。
※胃カメラ(胃内視鏡検査)はご来院頂いてからの時間の相談となります。
アクセス
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-10-13 東京建物青山通りビル5階
産業医について
産業医をお探しの企業様へ
産業医とは、職場で活躍する医師のことで、その役割とは、職場で働く人々の健康を守ることです。科学技術の進歩や産業の発展、コンピュータ導入等により職場の環境が様々に変化してきましたが、その変化が働く人に及ぼす影響を調べ、さらに予防や治療について研究し、より快適な職場環境をつくることを目的としています。
具体的には健康診断や健康相談を行う、職場に問題となるところがないか定期的に見て回る、各職場の代表と話し合いをする、などです。1,000人以上の人が働く職場では常勤産業医を、50人以上が働く職場では非常勤の産業医を置くことが義務づけられています。
会社にとって、従業員が心身ともに健康で、元気に働いてくれることは本当に大切なことです。病気で休む従業員が出れば、それを誰かがカバーしなくてはなりませんし、その人にしかできない仕事があれば顧客に迷惑をかけ、会社の信用にも関わります。
また、近年、高脂血症、高血圧などの基礎疾患を抱えた方が長時間の残業を続けた後に急死する、いわゆる「過労死」も社会問題化しています。もし従業員がこのようなことになったりすると、有為な人材を失うのみならず、遺族から損害賠償等の訴訟を起こされることがあるかもしれません。
(東京都医師会「元気がいいね」、労働福祉事業団 東京産業保健推進センター「小規模企業の経営者のための産業保健マニュアル」より抜粋)
当クリニックでは、渋谷周辺の企業様を対象に、産業医活動をしております。
お気軽にご相談くださいませ。
掲示事項
・当院は保険医療機関の指定を受けております。
・当院は厚生労働大臣が定める以下の施設基準に適合し、関東信越厚生局・東京事務所に届出を行って診療を行っています。
(施設基準名称)
婦人科特定業務管理料:婦人科特定業務管理料とは、器質性月経困難症(子宮内膜症、子宮腺筋症、子宮筋腫など)の患者に対して、ホルモン療法を実施することができます。
がん治療連携指導料:地域連携診療計画に沿って、患者ごとに作成された治療計画に基づき診療することが可能です。 ニコチン依存症管理料:要件を満たす禁煙希望者に、禁煙治療を行います。